ココラボとは?

CoCoLabとは?

こころに関する情報を幅広く集め、発信するページです。NPOつくば心理支援総合研究所が中心となって情報を集め、身近で使える情報をお届けします。

とくに医療と福祉について。インターネットや雑誌等では得られない情報をわかりやすく発信していきます。平成29年7月創刊のCoColab通信から情報発信は始まります。今後をご期待ください。


フリーペーパー

CoCoLab創刊号

社会で活きる人たちの「こころの支え」となる情報を発信する情報誌です。

今回が創刊号(第1号)。働く人が、抱える身体の悩みとして多い、「腰痛」、「動悸」、「睡眠」について、3人の先生に産業医の立場から、アドバイスをいただきました。痛みと「ストレス」、心配事からくる「ドキドキ感」、睡眠の「コツ」など、是非、一度読んでみてください。

これからも医療と福祉に関するより深い情報を発信していきます!お楽しみに!

CoCoLab第2号

社会で活きる人たちの「こころの支え」となる情報を発信する情報誌としてスタートして、今回が第2号となりました。
第2号では、「運動習慣とこころ」「巣立てないこどもたち」をテーマにこころとからだの健康について考えます。

事業紹介
医療専門職向けキャリアコンサルティング事業

コロナ感染症の広がりの下、医療専門職がその専門性を高め、有意義なキャリアを将来にわたり築いていけるようお手伝いします。

具体的には、カウンセリングを行い
  1. キャリアの整理
  2. 職業志向性の調査(テスト)
  3. 性格の傾向分析
  4. 発達障害の検査
などを行います。

詳しくはお問い合わせください

ACC(Advance Care Coordinator)育成プロジェクト

開業医からのメッセージ

運動とこころ

01 ロコモってなに?
ロコモティブシンドロームという言葉をご存知でしょうか?なにか南国風にも聞こえますがそうではありません。「ロコモ」を直訳すると「運動の〜」です。運動の機能に問題が発生する症状の集まりをロコモティブシンドロームといい、寿命を縮める要素の一つとして考えられています。
 人は長生きすると、皆、生活や生命にとって三つの節目を通過します。「排泄の障害」、「食事の障害」、そして「歩行の障害」です。特に「歩行の障害」は比較的早く出現し、外出の機会を減らすことから社会参加を停滞させ、最終的に入浴やトイレ等の生活機能に障害をもたらします。
 高齢者の健康度を測る様々な指標の中でも、「歩行速度」が健康と高い相関を示していると学会でも注目され、歩けなくなることが、残りの人生の長さを決めるとも考えられるのです。まさに「老化は足から」です。

02 さあ運動しましょう!
どこに行っても聞くのは「運動」のすゝめです。とはいえ、歳をとれば、誰しも身体が疲れやすくなり、また、身体のどこかに痛みを感じています。その疲れや痛みを乗り越えて運動し続けるには、強力に背中を押してくれる、何か特別なきっかけが必要です。
 一方で、日常生活は、楽しいことばかりではないはずです。面倒でも洗濯をし食器を洗い、歯を磨きます。5分の運動もできないが、食器洗いや洗濯には10分以上取り組んでいる人も多いはず。
 この違いは「習慣化」の違いです。長く続けてきたことは、たとえ面倒なことでも無意識に取り組める。つまり運動を続けるための答えは簡単です。運動を習慣化するのです。

03 習慣化とは?
習慣化には仕掛けが必要です。習慣は”当然”すぐにはできません。ある調査では、新しい習慣を取り込むには、平均で3ヶ月程度(平均66日)かかると言われています。そして、より「簡単なこと」が習慣化されやすいもともわかっています。運動は、短く、簡単なものから始めるのがいいと思います。
 例えば、散歩であれば、外出からの帰宅後に、靴を履き替えずに出かける。靴を履き替える作業を無くし、より、簡単にスタートするための工夫です。
 また、最初は、毎日続けなくてもいいです。気が付いた時にやってみてもいいと思います。途切れ途切れでも続けているとそれなりに習慣化されていきます。さらに、何日かやってみると、そのうちに散歩に行かないと違和感を感じるようになってきます。まずは、「短く簡単にできることから」、それを続けてみましょう。

04 好きなことと組み合わせて!
習慣を作るには、自然と取り組めること(楽しいことや好きなこと、心地いいこと)と組み合わせることも効果的です。ポイントは、楽しいことや好きなことの前に、習慣にしたい行動(面倒なことなど)を行うこと。面倒なことを、好きなことの前に行うと、先に行っている行動が増えることがわかっています。例えば、お風呂が好きな人は、先に運動して、帰ってきたらすぐに入浴という順番で、運動する回数が増えてくるはずです。ビール好きな人は、(あまり勧めませんが)、運動の後の一杯は格別なはず。(充分な水も一緒に飲みましょう!)

05 健康であり続けるために
人生100年時代です。
 私たちは、最期の瞬間まで健康であり続けることを期待します。しかし現実は厳しく、ほとんどの人が最期の時に誰かの助けを必要とします。希望はピンピンコロリ、現実に待ち構えるのは、寝たきり、認知症、慢性的な痛みなどです。とはいえ、私たちは後ろ向きなことばかり考えて生きてはいけません。老後を楽しく豊かに過ごすために、今できることはたくさんあります。私たちは、身体の面から、そして心の面からも、豊かな老後のためにチャレンジし続ける人を応援します。

腰痛とこころ

Question
腰痛に悩んでいます。病院で検査をしても原因がわからないと言われました。
どうすればいいですか?

Answer
現代人の多くが悩まされている腰痛!
腰痛の8割以上が痛みの原因を特定できないと言われています。その原因不明の「痛み」に関わっていると言われているのが「ストレス」。ストレスが、強く長くかかると、体の中の一部のホルモンが減り、より痛みを感じやすくなります。ストレスは、心だけでなく身体にも影響するのです。痛みを感じた時は、早めに専門医を受診しましょう。原因が特定できなくても痛みを和らげる治療があります。同時にストレスを解消。
軽い運動は、腰痛を予防し、ストレスを解消の手段としてオススメです。

動悸とこころ

Question
最近、心臓のドキドキが気になる時があります。心臓の病気でしょうか?

Answer
ドキドキの原因で考えられるのは不整脈。
心臓は、一定のリズムを刻み、体全体に酸素などを届ける役割をしています。不整脈とは、何らかの原因でそのリズムが乱れる病気です。ただし、心臓はとても神経質な臓器です。不安や緊張があれば、すぐにドキドキが強くなったり弱くなったりします。病院でも原因がわからない時は、まずは生活を見直しましょう!不安や心配事はありませんか?そんな時に役に立つのがカウンセリングです。最近はカウンセリング提供する医療機関も増えました。辛くなる前に早めに利用してみてはいかがですか?

睡眠とこころ

Question
よくねむれません。早朝に目が醒めることが多く、起きるといつもだるいです。どうしたらいいですか?

Answer
睡眠の質は、日中の活動で決まります。
朝、太陽光をしっかり浴びて活動。朝に残る疲れを取るには、30分以内の昼寝が有効です。ただし、夕寝は禁物。午後3時以降に睡眠をとると寝つきや睡眠の質が下がります。睡眠は、身体を休め、体力を回復させる仕組み。日中はしっかり体を動かして筋肉を増やし、食事をして、程よく身体を温めた後に眠ると質の高い睡眠が得られます。特に体脂肪が多いと睡眠時無呼吸など睡眠の質を下げ、体の負担を増やす原因となります。運動と食事をバランス良く取り入れ、良い睡眠を目指してください。

巣立てないこどもたち

「8050(まちまるごーまる)問題」という言葉をご存知ですか?
これは、こどもの「ひきこもり」の長期化により、高齢の親が、中高年のこどもの生活を支えている状況を表した言葉です。80代の親と50代のこどもの関係を「8050(まちまるごーまる)」と表現しているのです。
8050問題が、事件・事故とともに語られることが増えました。例えば、2019年5月に起こった川崎市の20人殺傷事件、同年6月の元高官による子殺しは悲惨な事件でした。この二つに事件は、ともに、ひきこもりを支える親の苦労とこどもが巣立てない社会の問題が刺激的に報じられた大きな事件です。しかし、振り返ると2000年には、新潟県で9年にわたる少女監禁事件が、そして、その数ヶ月後に起きた西武バスジャック事件も中高年のひきこもりが関わる事件として、強いインパクトを社会に与えました。
これらの事件にみえるのは、社会には、たくさんの「ひきこもり」が存在し、そして、徐々に高齢化している事実です。ある調査では、ひきこもりは全国に50万人以上存在していると言われます。精神科医の斎藤環先生は、数年前から200万人を超えるひきこもりの存在を指摘しています。
「ひきこもり」は、特殊な誰かではなく、特殊な家庭環境で発生するわけでもありません。人生のある場面につまずきがあり、家の中に心の安定を求め、そして、それが長期化した結果でしかないのです。厚生労働省は、仕事や学校に行けず家に籠り、家族以外とほとんど交流がない人の状況を指し、こうした状態が6か月以上続いた場合を「ひきこもり」と定義としています。つまり、6ヶ月の間、家族と揉めることもなく自宅で過ごし、必要な時にだけコンビニに行く、そのような人は「ひきこもり」に該当するのです。
平日、何かの理由でお休みをとった日、外に出ることをためらうことはありませんか?ご近所から「あの人、昼間から、何やってるのかしら?」そんなふうに言われるのが嫌で、家でじっとしていた経験はありませんか?
ひきこもりは、後ろめたい思いが長く続いた結果としておこる普通のことです。とはいえ、ひきこもる成人の何パーセントかに、精神疾患や発達障害が隠れていることを指摘する専門家も多くいます。ただ、それも、外部の人との繋がりがなければ、理解も治療もできません。
まずは、相談すること、つながることからはじめましょう!ひきこもりの相談には、公的な相談窓口があります。以下がその連絡先です。

ひきこもり相談窓口
茨城県 ひきこもり相談支援センター
Tel. 0296-48-6631
土浦保健所
Tel. 029-821-5516
つくば保健所
Tel. 029-851-9287

また、CoCoLab(ここラボ)は自宅にひきこもっている大人を支援しています。まずは、人と関わること。ネット・対面にこだわらず関わってみることからはじめましょう。相談はもちろん無料です。まずはメールでご連絡ください。
尚、NPO CoCoLabは、ひきこもりを支援するためのサロンの開設や自宅訪問、情報発信などをしております。多額の寄付を求めるサービスや心理療法を用いた治療・診断と疑われるような行為は一切おこなっておりません。

お問い合わせフォーム

どんな些細な事でも結構です。ご相談などお気軽にご連絡ください。 以下のフォームに入力のうえ、[送信]ボタンをクリックしてください。※赤印の[必須]部分はご返信に必要な情報ですので必ずご入力ください。

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NPOの活動について

つくば心理支援総合研究所は、こころに関わるあらゆることを研究企画・提案している団体です。参加者それぞれの責任の範囲で事業を企画・立案し、発展させるが決まりです。
会費は一切必要ありません。事業のコンセプトに共感していただく方達のプラットホームとして、存在しています。貸借対照表は添付をご確認ください。

こちらより貸借対照表をご確認ください。